第4回 UTMゾーンの割り振り

UTMゾーンの基本を理解した後にも、全国の市区町村画像を実際に作る段階では別の問題が出てきました。

都道府県単位で一つのEPSGコードを決めればよいとは限らないからです。

典型的なのが長野県や静岡県です。

これらの県は東西に広いため、県全体をEPSG:32653だけで処理するのも、EPSG:32654だけで処理するのも適切とは限りません。

そこでAIMMearthでは、市区町村単位で使用するUTMゾーンを分けました。

例えば、西側の市区町村ではEPSG:32653、東側ではEPSG:32654を利用する、といった形です。

一般的なUTMの説明では、ゾーンの仕組みを理解すれば終わりですが、実際に全国の画像を作ろうとすると、「境界付近のこの市区町村はどちらに割り振るのか」という運用判断が必要になります。

AIMMearthでは、市区町村ごとに使用する座標系を決めること自体が一つの制作ノウハウになりました。

関連技術・キーワード:UTM / EPSG:32653 / EPSG:32654 / CRS / 長野県 / 静岡県 / 市区町村 / 投影